本記事を書いている私は、30代になってMOS Wordの一般レベルを取得したおじさんです。
資格証明書はこちら。
MOS Wordの一般レベルを受験するにあたって、勉強時間の確保について不安に思う方は多いかと思います。
結論になりますが、Wordの一般レベルなら1ヶ月ほど勉強すれば合格できるでしょう。
勉強時間や勉強方法など、具体的な内容を記事本編で解説します。
今から3分ほどお付き合いいただければ、勉強時間に関する不安は解消できるはず。
この記事を読み終えて、さっそくWordの勉強を開始しましょう!
なお、もしExcelの取得も検討しているようでしたら以下の記事も参考にどうぞ。
【余裕で合格】MOS Excel一般レベル(スペシャリスト)の勉強時間・勉強方法・難易度は?
MOS Excelの一般レベル(スペシャリスト)を受験しようかと思います。どのくらいの勉強時間で合格できるの? 本記事を書いている私は、MOS Excelの一般レベルを取得している30代 ...
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Contents
MOSとは?
MOSとはMicrosoft Office Specialist(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の略称。マイクロソフト社認定の国際資格です。
取得するとOffice(オフィス)のソフトが使えるという証明になると同時に、実務で活かせるスキルが身に付きます。
MOSの科目は以下のとおりです。
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Access
- Outlook
なお、WordとExcelには一般レベル(スペシャリスト)と上級レベル(エキスパート)があります。
MOS Wordの一般レベル(スペシャリスト)とは?
MOS Wordの一般レベルとは、Wordの基本操作を習得するための資格です。
「基本操作って文字を打つだけじゃないの?」と思うかもしれませんが、Wordには他にもさまざまな機能があり、学習することでより便利に使いこなす方法がわかります。
なので、実務でWordを使うなら取得しておいて損はないでしょう。
この項目ではWordの一般レベルの試験概要と出題範囲について記載します。
試験概要
項目 内容 試験の形態 コンピュータを使った実技試験(CBT) 試験時間 50分 受験料 一般価格 10,780円(税込)
学割価格 8,580円(税込)※出典元:MOS Word2019:試験概要
※2022年現在は2019が最新です。特に理由がなければ最新のバージョンを受験しておきましょう。
出題範囲
文書の管理
- 文書内を移動する
- 文書の書式を設定する
- 文書を保存する、共有する
- 文書を検査する
文字、段落、セクションの挿入と書式設定
- 文字列や段落を挿入する
- 文字列や段落の書式を設定する
- 文書にセクションを作成する、設定する
表やリストの管理
- 表を作成する
- 表を変更する
- リストを作成する、変更する
参考資料の作成と管理
- 参照のための要素を作成する、管理する
- 参照のための一覧を作成する、管理する
グラフィック要素の挿入と書式設定
- 図やテキストボックスを挿入する
- 図やテキストボックスを書式設定する
- グラフィック要素にテキストを追加する
- グラフィック要素を変更する
文書の共同作業の管理
- コメントを追加する、管理する
- 変更履歴を管理する
※出典元:MOS Word2019:出題範囲
MOS Wordの一般レベル(スペシャリスト)に合格した勉強時間
私がWordの一般レベルに合格した勉強時間を以下4つの項目で解説していきます。
- 勉強期間
- 1日の勉強時間
- 総勉強時間
- 勉強時間についての感想
勉強期間
勉強期間は2022年2月16日(火)~3月13日(日)です。
なお、教材の出題範囲は1週間ほどで終えることができました。
1日の勉強時間
1日の勉強時間は以下のとおりです。
平日:1時間~1時間半
休日:2時間~3時間
総勉強時間
総勉強時間は30~35時間ほどでした。
勉強時間についての感想
約3週間の期間で30~35時間の勉強時間を設けましたが、結構急いだと思います。
というのも、Excelを取得したときの勉強時間が1ヶ月ほどで余裕だったので、Wordはもう少し勉強時間を短くしても大丈夫だろうと思ったからです。
結果的に合格できたので良かったのですが、MOS初学者でしたらもう少し余裕があってもいいかもしれません。
結論、1ヶ月で45~50時間くらいの勉強時間を設ければ余裕をもって合格できると思います。
ちなみに私はExcelを取得したときがこのくらいの勉強時間でした。
MOS Wordの一般レベル(スペシャリスト)に合格した勉強方法
私がWordの一般レベルに合格した勉強方法は以下の4ステップです。
勉強方法4ステップ
ステップ1:教材とパソコンを用意
ステップ2:付属のCD-ROMでファイルのインストール
ステップ3:出題範囲を進める
ステップ4:模擬試験をやる
順番にご覧ください。
※なお、Execelもほぼ同じ流れで勉強しました。
ステップ1:教材とパソコンを用意
✓教材
教材はFOM出版のよくわかるシリーズ、「MOS Word 365&2019対策テキスト&問題集」が1冊あればOKです。
2022年現在の最新のバージョンなので、これから勉強するならすぐにでも購入しておきましょう。
✓パソコン
パソコンはOffice2019、もしくはMicrosoft365のWordが必須。あとは極端に古くなければ高スペックなものは必要なしです。
注意ポイント
注意しなければならないのは、パソコンにDVDドライブがないと教材を購入しても勉強ができません。
もしお使いのパソコンにDVDドライブがないようでしたら、外付けのものを購入する必要があります。
私もパソコンにDVDドライブがないので、以下のものを購入しました。
一応、教材に付属されている模擬試験の動作保証環境も確認しておきましょう。
ステップ2:付属のCD-ROMでファイルのインストール
教材に付属されているCD-ROMから以下のファイルをインストールします。
- 出題範囲の実習用データファイル
- 模擬試験のプログラムファイル
- 模擬試験の実習用データファイル
これがないと勉強ができないので、早めに済ませておきましょう。
詳細は教材の5ページ目から解説しています。
ステップ3:出題範囲を進める
ファイルのインストールが済んだら出題範囲を進めていきます。
教材の解説どおりに進めていけば問題ありません。
参考までに教材の一部をご覧ください。
各出題範囲の最後には確認問題があります。
確認問題は必ず完璧にしておきましょう。
もし間違えたらやり直しをして、全問正解するまで繰り返します。
ステップ4:模擬試験をやる
あとは試験日までひたすら模擬試験を実践しましょう。
模擬試験は第1~第5回とランダム出題の計6種類。
第1回から順番に、1日1~2個ほど実践していきます。
なお、全ての模擬試験で正解率90%以上が合格の目安。
試験日までに必ず達成しましょう。
模擬試験の画面も参考までに。
MOS Wordの一般レベル(スペシャリスト)の難易度【受験してみた感想】
Wordの一般レベルの難易度は高くありません。
ただ、Excelと比べると難しい印象です。
そう感じた理由としては、Wordは基本的に文章を打つものだという先入観があり、意外な機能の多さに戸惑ったのが大きかったかもしれません。
たとえば、1枚の用紙に複数のページを印刷する方法や、引用文献の挿入、図形の挿入など。
実際、私は実務でWordを使う際は、文章を打って資料作成をするのが基本。
あとは文字の装飾をする程度なので、その他の機能を使ったことがありませんでした。
なので、もし実務でWordを使う機会が少ないようでしたら、難易度は低いとはいえ油断は禁物です。
とはいえ、1ヶ月くらい勉強時間があれば受かります。
教材の出題範囲を網羅して模擬試験を繰り返せば問題はないでしょう。
MOSのWordとExcelを独自比較!
勉強時間 | 勉強方法 | 難易度 | 役立ち度(満点★5つ) | |
Word | 30~35時間で合格 | 教材のみ | やや簡単 | ★★★ |
Execl | 45~50時間で合格 | 教材のみ | 簡単 | ★★★★ |
WordとExcelを比較すると、個人的にはWordの方が少し難しかったです。
実務で活かしやすいのはExcelかなという印象でした。
MOSは決して難易度は高くないので両方取得してもいいとは思いますが、どちらかを選ぶならExcelがおすすめです。
MOSを独学以外で勉強するなら
パソコンを持っていない!
独学で勉強するのは不安!
それなら以下の方法で勉強してみませんか。
パソコンを持っていない人
パソコンを持っていないならパソコン教室に通うことも検討してみましょう。
パソコン教室であれば自前のものを用意する必要はないですし、普段パソコンに触れる機会がない人でも、教えてもらったり質問したりすることができます。
たとえば、MOSの試験会場にも使われる「ハロー!パソコン教室」などは有名ですね。
1レッスン(60分)を1,650円(税込)でMOS講座を開いています。
なので、もしパソコンを持っていないようでしたら、近所のパソコン教室を調べてみてはいかがでしょうか。
独学で勉強時間するのは不安な人
パソコンはあるけど独学で勉強するのは不安という方も多いのではないでしょうか。
それなら通信講座の利用も検討してみましょう。
通信講座は送られてくるテキストに沿って、自分のペースで勉強ができます。
もちろん講師に質問をしたり、スマホで学習できたりするシステムなど、サポート面も充実しています。
パソコン初心者の方にもおすすめです。独学での勉強が不安であれば、ユーキャンなどの通信講座をチェックしてみましょう。
MOS Wordの一般レベル(スペシャリスト)の勉強時間・勉強方法・難易度まとめ
私がWordの一般レベルに合格した勉強期間は3週間ほど、総勉強時間は約30~35時間でした。
1日の勉強時間は以下のとおりです。
平日:1時間~1時間半
休日:2時間~3時間
勉強方法は以下の4ステップです。
勉強方法4ステップ
ステップ1:教材とパソコンを用意
ステップ2:付属のCD-ROMでファイルのインストール
ステップ3:出題範囲を進める
ステップ4:模擬試験をやる
Wordの一般レベルの難易度は高くはありませんが、Excelよりも少し難しい印象でした。
MOS初学者であれば、1ヶ月ほどで45~50時間くらい勉強時間を設けるのが安全です。
全体的な感想としては、Wordに関しては実務で活かせるものもあれば使用頻度が低そうな機能もあったかな思います。
なので、もしWordとExcelで迷っているようでしたら、Excelのほうがおすすめです。
とはいえ、資格を取得すると少なからず自信にはつながります。
なので、これから他の資格にもチャレンジする予定があれば、両方取得して勉強癖をつけておくのも良いと思います。
この機会にMOSの取得を目指して練習してみてはいかがでしょうか。
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